サントリーウエルネス、タイでの製品流通を計画 現地の健康食品販売会社を子会社化

健康食品通販最大手のサントリーウエルネスは3月1日、タイの健康食品販売会社であるNBDHealthcare(以下NBD)の全発行株式を取得したと発表した。サントリーウエルネスによると、サントリーウエルネスの既存商品を、NBDの流通網に乗せて販売することを想定しているという。

 

NBDは、タイを中心とした東南アジアにおけるサプリメント市場やスキンケア市場において、「VISTRA(ヴィストラ)」「PROVAMED(プロヴァメド)」といった有力ブランドを展開しているという。

 

サントリーウエルネスでは、サプリメントやスキンケア商品の消費が拡大し続ける東南アジアを、販路として有力視しているという。

 

サントリーウエルネスでは現在、タイで、、メンズスキンケアブランドの「VARON(ヴァロン)」や「vitoas(ビトアス)」などを展開している。

 

NBDの買収を機に、タイにおけるビジネス基盤を構築するという。サントリーウエルネスのサービス開発力と、NBDのブランド力・流通網を掛け合わせ、相乗効果を創出していくとしている。

 

タイで行う販売が、通販によるものか店販かについては、今後の需要や販売可能性を見極めつつ検討してくという。現地では、製品の販売だけでなく、ポイントプログラムやスマホアプリといった形で、デジタルサービスを提供することも検討しているそうだ。