A10ネットワークスは3月5日、組織のアタックサーフェス管理を実現するSaaS(Software as a Service)型のサービス「A10 Defend Threat Control」の日本国内での提供を開始した。

Threat Controlの特徴

Threat Controlの主な特徴としては、自組織が持つIPアドレスがDDoS(Distributed Denial of Service)攻撃に関連しているか否かを監視し、仮に攻撃に加担しそうな場合には早期にアラートを送ることで自組織のIPアドレスの安全性を確保することができるという。

また、同社のセキュリティリサーチチームが調査・分析したIPブロックリストを提供し、自組織のセキュリティ機器でDDoS攻撃から守ることを可能としているほか、DDoS攻撃の傾向や予測だけでなく、攻撃対象や手法などに関するインサイトも提供することでDDoS攻撃に対する深い理解と対策を得ることが可能。

さらに、DDoS攻撃の発生頻度や規模、種類、地域などを分析し、ダッシュボードやレポートで可視化し、DDoS攻撃の傾向や予測を把握することができる。

  • Threat Controlによる防御層のイメージ

    Threat Controlによる防御層のイメージ

SaaS型のサービスとして提供されるため、専用の機器やソフトウェアを導入する必要はなく、導入にかかるコストや時間を削減できることに加え、SIEM(Security Information and Event Management)製品やファイアウォール/UTM(Unified Threat Management)製品など、他社製品でThreat Controlが提供するIPブロックリストを活用することができるため、既存機器を活かしたセキュリティ強化を可能としている。