東急と独自AIによる映像解析・人間の行動認識技術を持つアジラは3月4日、誰もが安全・安心に暮らせるまちづくりのさらなる推進を目的に資本業務提携契約を締結したことを発表した。

業務提携契約の背景

アジラの開発したAI警備システムである「AI Security asilla」は、行動認識技術を基にしたAI警備システムであり、既存の防犯カメラを活用し、異常行動や不審行動をAIにより検出したときのみ、瞬時に映像をモニタリングする警備員へ通知するサービス。警備員の業務を軽減でき、見逃しや見落しもなくすことが期待できるという。

東急セキュリティとアジラは、駅施設などでのAI画像解析技術を活用した警備オペレーションの実証実験を2022年7月以降で複数回実施している。

さらに、2023年4月には、東急セキュリティが提供する監視カメラ、AI技術、警備オペレーションを組み合わせたサービス「TS-Zero」にAI Security asillaが採用されており、すでに、東急歌舞伎町タワーでTS-Zeroの本格運用が開始されている。

東急は、今後もグループの各施設にAI Security asillaをはじめとしたアジラの技術の導入を進め、各事業の安全性を高めることで、渋谷をはじめとする東急線沿線エリアの安全・安心を向上させていきたい構え。

アジラは、東急グループのアセットや経営資源を活用することで行動認識AIの精度向上を図り、さらなる事業の推進を目指す方針。