電通は2月26日、韓国NAVER Z Corporationとの間で、同社が提供するメタバースアプリ「ZEPETO(ゼペット)」に関する代理店契約を結んだことを発表した。電通はZEPETOを通じて、顧客企業がZEPETO利用者とのコミュニケーションを強化する支援を提供する。
ZEPETOはZ世代を中心に4億人以上のグローバルユーザーを抱えるアジア最大級のメタバースアプリ。3Dアバターをベースとしたソーシャルプラットフォームで、多彩なメークや着せ替え機能があり、全世界のユーザーとつながることができる。
電通が実施した調査では、Z世代の約4割(39.9%)がメタバースプラットフォームの利用経験があると回答しており、メタバースは若年層に対する重要なマーケティングチャネルであると同社はみている。
電通は今回の代理店契約を通じて、ZEPETOにおけるインフルエンサーと顧客企業のコラボレーション、イベント開催など、ZEPETOを活用した顧客のマーケティング・プロモーション活動を支援していく。また、顧客企業・パートナー企業との連携を深めながら、新たなソーシャルメディアとも位置付けられるメタバース・メディア市場のさらなる創造・拡大につなげていく考えだ。