越境ECで日本から購入するものは「アニメグッズ」「中古品」が上位 「安全な支払い」を最重要視

越境ECをトータルで支援するZenGroupはこのほど、海外向け購入代行サービス「ZenMarket」において、海外の利用者2259名に「海外からの購入動向とオンライン購入ニーズ」に関するアンケートを実施し、その結果を公開した。アニメグッズや中古品の人気が高く、購入理由では日本のみで購入可能な品を求める人が半数以上を占めた。

ZenGroupの運営する「ZenMarket」は、「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」「メルカリ」といった日本のオンラインショップから商品を代理で購入し、国際配送を行うサービス。購入、問い合わせなどの対応は、「ZenMarket」の担当者が行うため、利用者は外国語の使用が必要ない。

2023年12月1日~12月10日の期間、海外からの「ZenMarket」の利用者2259名を対象に、「海外からの購入動向とオンライン購入ニーズ」に関するアンケートを実施した。

アンケート回答者の国籍は、15.2%の「アメリカ」がもっとも多かった。「メキシコ」(7.9%)、「フランス」(7.0%)と続き、60カ国以上のユーザーから回答を得た。

普段日本から購入する商品をたずねた問いでは、「アニメグッズ」を求めるユーザーが27.4%ともっとも多く、次いで「中古品」を求める海外ユーザーが19%となった。3位は「電子機器/カメラ/ゲーム関連商品」(13.4%)がランクインした。日本のアニメグッズ、中古品が世界的に人気があることがわかる結果となった。

日本から購入する理由をたずねた問いでは、「ほしい商品は日本でのみ入手可能だから」の回答が半数以上(53.1%)を占め、自国では手に入らないものを探し、購入していることがわかった。その他、海外ユーザーが探している商品は、それぞれの国では価格が高いといったことも日本からの購入に繋がっていることがわかった。

商品の真正性(本物である)はどれくらい重要かをたずねた問いでは、85.2%が「非常に重要」と回答した。

配達時間の確実性はどれくらい重要かをたずねた問いでは、56.2%が「非常に重要」と回答し、海外ユーザーの半数以上が商品を時間通りに受け取ることが重要だと考えていることがわかった。なお。ドイツのユーザーは「非常に重要」と答えた人が約26%と、他の国に比べると低くなった。

安全な支払い方法を利用することの重要度をたずねた問いでは、88.6%ものユーザーが「非常に重要」と回答し、安全性の高い支払い方法を使用可能にすること求められていることがわかった。

海外ユーザーが求めるカスタマーサービスのクオリティとして「スピード」が挙げられるとし、カスタマーサービスの迅速な対応はどれくらい重要かをたずねた問いでは、68.2%が「非常に重要」と回答した。