NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)は2月19日、位置情報を活用して病院内のワークスタイル変革と患者のカスタマーエクスペリエンス向上を支援する「LocoView」の提供を開始することを発表した。病院内に設置したビーコンとスマートフォンアプリで医療従事者や患者の位置情報を取得し、医療現場の円滑なコミュニケーションを支援する仕組み。
医療従事者と患者のコミュニケーションを支援
同サービスにより医療従事者は患者一人一人の位置情報を即時に把握できるようになる。特定の患者を探す時間の短縮や、診察案内の柔軟な順番変更が可能となる。また、患者は医療従事者が自身の所在地を分かっているため、待合室に限らず空いている場所で待ち時間を過ごせるという。
さらに、医療従事者同士で位置情報を確認できることで、位置情報から互いの業務状況を考慮できるようになる。適切なコミュニケーション手段の選択や、効率的な業務連絡を促す。加えて、同サービスは管理画面から医療従事者や患者へのメッセージ通知とその既読確認が可能だ。
位置情報データを用いた適切な勤怠管理も実現
LocoViewでは医療従事者の位置情報ログ(時間と場所)を取得できるため、実態に即した勤怠管理をサポートするとのことだ。管理者は該当時間の位置情報ログと申請された勤怠時間のアンマッチを確認し、適切な申請がなされているかを確認できる。