大阪ガスと大阪ガスセキュリティサービスは2月7日、堺市、NTT PARAVITA(NTT PV)、NTT西日本とともに、SENBOKUスマートシティコンソーシアム(泉北ニュータウン地域のスマートシティ化を公民連携で目指すコンソーシアム)の取り組みとして、堺市が設置している緊急通報システムを利用する堺市南区在住の高齢者世帯20戸を対象として、ICTを活用した「あんしん見守りサポート」実証プロジェクトを開始したことを発表した。
プロジェクトの概要
今回、発表されたプロジェクトは、大阪ガスの人感センサ機能を備えたIoT対応ツナガルde警報器「スマぴこ」と、NTT PVのシート型睡眠センサ「Active Sleep Analyzer」を設置することで、昼間の時間帯は高齢者の宅内移動の有無を人感センサで探知し、夜間の時間帯(睡眠時)は高齢者の就寝状態を睡眠センサーにより計測するというもの。
これにより、高齢者本人に通常の生活を送ってもらいながら、昼夜を問わず生活パターンや睡眠状態を見守り、24時間体制で緊急時などに迅速な対応ができる体制の確保に加えて、睡眠改善アドバイス、病気の早期発見、健康管理を行うサービス「あんしん見守りサポート」の実証を行う。
今回の実証を通して、異常探知時に高齢者の家族などへ連絡する仕組みや、看護師による電話での健康相談などを一体的に提供し、高齢者が安心・安全に暮らせる仕組みの構築を目指したい構え。