ネットワーク事業からIoT、Webプラットフォームまで手掛けるIT企業ACCESSは1月23日、同社開発の組み込みLinux上で動作するFlutter用WebViewプラグイン「flutter_linux_webview」をオープンソース化したことを発表、開発コミュニティサイトに公開した。

組み込みLinuxで動作可能なFlutter向けChromiumベースのWebViewプラグイン

pub.dev「flutter_linux_webview」(公式Webサイト)

「flutter_linux_webview」は、車載インフォテインメント(IVI:In-Vehicle Infotainment)向けサービス開発用の組み込みLinuxの環境で、Webを閲覧するための機能を提供するプラグインで、モバイルアプリケーション向けUIフレームワーク「Flutter」にChromiumベースのWebView機能による機能拡張を提供する。同社によれば、開発コミュニティ「pub.dev」公開の組み込みLinux向けFlutterで動作するChromiumベースのWebViewプラグインは、業界初になるという。

「flutter_linux_webview」は、戻る・進む・URLの読み込み・ページ遷移などの基本機能に加えて、状態及び読み込みエラー通知の受け取り、Cookieの管理、複数のWebView widgetの作成、JavaScriptの実行、Webコンテンツへのマウス・キーボード入力などの機能を持ち、x86-64、arm64アーキテクチャで動作、Flutter公式プラグインであるモバイル版「webview_flutter」と共通のAPIを提供する。BSD-3-Clauseライセンスで開発コミュニティサイトに公開している。