電通グループは1月24日、アマゾンウェブサービス(AWS)との連携を拡大し、生成AIサービスを強化すると発表した。

電通グループのAI戦略

同社はAI戦略として、セキュリティ、プライバシー、および責任あるAIに関する高い基準の下、顧客企業の商品開発および業務改革の両面において、安全かつ汎用性の高いソリューションの提供を目指している。AIを活用したクライアント・キャンペーンの実施、業務工程の改善・高効率化を支援している。

同社は今回、AWSの2つの生成AIサービスを採用、高性能な基盤モデルを選択できるフルマネージド型サービス「Amazon Bedrock」と、機械学習のフルマネージド型サービス「Amazon SageMaker」。

AWSとの連携拡大で生成AIサービスを強化

両サービスの導入により、電通グループが独自に開発するAIモデルに加えて、サードパーティ製AIモデルやオープンソースAIモデルについても、製品チームやエンジニアリングチーム全体に展開することが可能になるとしている。

また、高性能な画像、マルチモーダル、テキストモデルの選択肢を提供するAmazon TitanなどのAWSの独自モデルの活用も可能となり、生成AIサービス機能をさらに強化していく考えだ。なお、AWSとの連携拡大はグループ会社である電通デジタルが担当する。

電通グループは今後もAIを活用したソリューションを通じて、顧客企業の事業成長、製品・サービス開発、DX推進を支援していく構えだ。