博報堂と博報堂キースリーは1月18日、スターテイル・ラボ、NTTデータと共同で、企業のweb3開発を支援するプログラム「web3 Sherpa(ウェブスリーシェルパ)」の提供を開始することを発表した。

プログラム提供の背景

世界のweb3市場を見ると、スタートアップを中心にさまざまなサービス・プロダクトが生まれてきており、海外大手企業の中でもweb3技術を使ったアプリケーションを提供するプレイヤーが出てきている状況だという。

しかし、日本ではまだまだweb3技術を活用した開発プロジェクトは少なく、その要因としてエンジニア不足と開発ツールの複雑さ、また企業の課題と紐づける戦略構想の難しさが原因として挙げられている。

これらの課題を解決すべく、web3プロジェクト設計を推進してきた博報堂キースリー、企業のシステム構築運用に長けた博報堂マーケティングシステムコンサルティング局、web3開発ナレッジ・ソリューションを保有するスターテイル・ラボ、web3事業における事業コンサルから技術支援やサービス開発までを広く手掛けるNTTデータが連携することで、web3開発支援プログラムであるweb3 Sherpaの提供を行うことになったという。

web3 Sherpaとは

web3 Sherpaは、企業のweb3開発案件を統合的にサポートし、プロジェクトの戦略構想からPoCの実施、サービス実装・運用まで一気通貫で伴走支援する。

博報堂キースリーおよび博報堂マーケティングシステムコンサルティング局はプロジェクト全体のマネジメントを担い、NTTデータが技術面からその戦略構想からサービス実装や運用まで支援する。

  • web3 Sherpaの概要

    web3 Sherpaの概要

企業にとって、重要な戦略構想・企画部分については、博報堂グループの生活者発想とクリエイティビティを生かし、生活者にとって価値のあるサービス・プロダクトの創造を目指す。また、同プログラムを導入した企業には、スターテイル・ラボが開発中のグローバルなweb3インフラツール「Startale Cloud」の優先使用権を提供するという。

博報堂と博報堂キースリーは、パートナー企業と共にweb3の体験を創造し、多くの生活者がweb3に参加できる世界の構築を目指していきたい構え。