東京エレクトロン デバイス(TED)は1月18日、スマートフォンによって産業機器向けアプリケーションソフトのライセンス認証を安全に管理できるクラウドサービス「FalconGuardian」の販売を開始したことを発表した。

  • FalconGuardian のシステムイメージ

    FalconGuardian のシステムイメージ

FalconGuardianとは

FalconGuardianは、アプリケーションソフトのアクティベーション(ライセンス認証)とライセンス管理を、クラウド上で安全に提供するサービス。エンドユーザーはオンプレミス環境(オフライン)であっても、スマートフォンから認証用のQRコードを読み込むことでライセンス管理データベースと連携し、確実なライセンス認証と管理が可能。

さらに、暗号技術によってアプリケーションソフトをエンドユーザーが使用する固有のハードウェア(製造機器管理用PCなど)と紐づけてライセンス認証を行うことで、不正コピーや不正利用の防止につながるとしている。

また、TEDが構築する顧客専用のデータベースは、アプリケーションソフトのバージョンやSKU(Stock Keeping Unit)、機能制限などのライセンス管理をエンドユーザーごとに設定し、ミス無く適切に実行することが可能。

クラウド上の管理データベースを利用することで、一般のネットワークや閉域網(VPNなど)でいつでも、どこからでもアクセスでき、従来のUSBドングルを使用した運用が不要となる。提供価格は、初期費用(専用環境の構築費)30万円+年間利用料金(年間に出荷される対象ソフトウェアの数で設定)。