デスクトップ向けのオペレーティングシステムはMicrosoft Windowsが最大のシェアを持っている。Statcounterの調査によれば、デスクトップ向けオペレーティングシステムとしてのWindowsのシェアは2023年12月の段階で72.79%であり、2位のMac (16.35%)と大きな開きがある(参考「Desktop Operating System Market Share Worldwide|Statcounter Global Stats」)。
Windowsが圧倒的なシェアを確保している状況に変わりはないが、長期の推移を見るとWindowsはシェアの減少を続けている。Windowsは、2009年1月の時点では、95.42%という圧倒的なシェアを持っていた。以降はほぼ一定の割合でシェアを減らし、2009年1月は72.79%になった。この15年間で22.6%ほどシェアを失ったことになる。
一方、Macは、新型コロナウイルス感染症(COVID‑19)インシデントが発生する辺りまでは順調にシェアを増加させてきた。新型コロナウイルス感染症(COVID‑19)インシデントの間はシェアの下落が起こり、2023年には持ち直して新型コロナウイルス感染症(COVID‑19)インシデント直前と同じ程度のシェアを確保した。
シェアの上では小さいものの、Linuxはほぼ増加傾向を示している。Linuxは、2009年1月の時点では0.64%のシェアだが、2023年12月の段階では3.82%のシェアを確保した。WindowsやMacと比べると少ないシェアだが、確実に増加を続けている。
ChromeOSもLinuxと同じような推移を見せているものの、シェアの動きにブレがある。新型コロナウイルス感染症(COVID‑19)インシデント発生後から特に増加傾向を見せた。シェアは安定して増加するというよりも、増減を繰り返しながら年単位での増加傾向を示している。ChromeOSはLinuxほどはシェアの推移は安定していない。