スイスLogitech Internationalの日本法人であるロジクールは12月8日、法人向け事業における新パートナーシップである「ロジクール ONE “with Office"」の設立を発表した。同日の時点で、イトーキ、ハーマンミラージャパン、ソーシャルインテリア、野村総合研究所(NRI)、ワークプレイス ソリューションズ、日本スチールケースの計6社が参画する。

  • ハーマンミラージャパンの並木小百合氏、ロジクールの笠原健司氏、イトーキの長尾和芳氏、ソーシャルインテリアの有田崇氏

同パートナーシップは、オフィス内外を問わずオープンなコミュニケーションを可能にし、イノベイティブな働き方の実現を目指すもの。同社は同パートナーシップを通じ、ビデオでのコミュニケーションを前提としたフレキシブルなオフィス環境の構築により、オフィス内外での快適なビデオ・コミュニケーションおよび、コミュニケーション活性化のためのウェル・ビーイングを実現していくという。

ビデオ・コミュニケーションに関しては、オフィス内外を問わない快適なビデオ・コミュニケーションの実現を図る。

パンデミック(新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の世界的な感染拡大)を通じて変化したワークスタイルの変化で生じた課題を解決し、オフィスや自宅、サテライトオフィスなどのどこにいても会議室で対面しているかのようなリモート会議を実現するため、同パートナーシップでは、パートナー企業とのコラボレーションを通じ、オフィス内外を問わず対面と変わらないコミュニケーションの実現を目指していく。

コミュニケーション活性化のためのウェル・ビーイングについては、人間工学に基づいたツールの提供やオフィス環境、制度上の整備を通じ、コミュニケーションの活性化のためのウェルビーイングを実現する。

同社の人間工学に基づくツールの提供とパートナー企業とのコラボレーションによるオフィス環境や制度の整備を通じて、従業員のウェルビーイングと生産性、企業価値の向上を目指す。

同パートナーシップを通じて同社とパートナー各社は、1)ユーザー企業への共同提案、製品選定、導入サポート、トレーニング、検証用ハードウェアの貸出といったセールス支援/技術支援および、2)セミナー・イベントなどの共同開催やユーザー導入事例の制作といったマーケティング支援を、主に行っていく。

今後、オフィス家具メーカー、オフィス・デザイン、デベロッパー、コンサルティングなど他業界との提携を拡大し、ワークスタイルの多様化に応える新しいオフィスの実現を推進していく。

今後3年間において、同パートナーシップのパートナー企業を30社まで拡大させ、同社の法人向け事業における売上高の現状比50億円増を目指す。また、同パートナーシップにおける取り組みを通じ、デバイスの提供にとどまらず、新しい働き方を牽引するリーディング・カンパニーを目指すとのこと。