日立製作所(日立)は12月7日、各事業領域におけるAIトランスフォーメーションの推進責任者として、「Chief AI Transformation Officer」を12月1日に新設し、グリーンエナジー&モビリティセクター、コネクティブインダスリーズセクター、デジタルシステム&サービスセクターの3セクターそれぞれにおいて、貝森公大氏、三溝勝広氏、吉田順氏が就任したことを発表した。

  • 各セクターのChief AI Transformation Officerに就任した3名(左から、貝森公大氏、三溝勝広氏、吉田順氏)

    各セクターのChief AI Transformation Officerに就任した3名(左から、貝森公大氏、三溝勝広氏、吉田順氏)

今回新設した「Chief AI Transformation Officer」は、AIトランスフォーメーションの全社戦略の各セクター内での連携、浸透を担い、業務知見に基づいて各セクターのAIトランスフォーメーションの実行をリードする推進責任者。

また、セクター間のハブとなり、各セクターの業務での実証結果や技術・ノウハウをシームレスに共有し、ベストプラクティスの蓄積やさまざまな知見の掛け合わせによるシナジー創出を促進することで、生成AIによる社内プロセス変革をめざす全社プロジェクトの取り組みを進めるという。

さらに、生成AIを活用したイノベーションを生み出すため、社員の創造的な思考・スキルの醸成やマインドシフト、AIトランスフォーメーションに対する理解浸透による組織文化の改革にも取り組んでいくとしている。

貝森公大氏は、グリーンエナジー&モビリティ戦略企画本部 戦略企画室 室長。1998年入社。原子力事業部においてプロジェクトマネジメントに従事し、設計から建設まで数多く経験。2014年より5年間英国に駐在し、EPCコントラクタおよび事業開発側の両方の立場を経験。2022年より現職で、グローバルオペレーション可能な組織のガバナンス構築・実行をリード。

三溝勝広氏は、インダストリアルデジタルビジネスユニット デジタルソリューション事業統括本部 エンタープライズソリューション事業部 事業主管。1993年入社。入社以来、官公庁、自動車、医薬、製造業など幅広い業界でシステム開発・導入・DX推進プロジェクトを多数推進。2022年よりコネクティブインダストリーズセクターにて"プロダクト×OT×IT"を活用した経営視点の全体最適化を推進。

吉田順氏は、デジタルエンジニアリングビジネスユニット Data&Design 本部長 兼 Generative AIセンター センター長。1998年入社。2012年にAI/ビッグデータ利活用事業を立ち上げ、AIやデータ利活用プロジェクトを多数推進。2021年より、トップデータサイエンティストを集結したLumada Data Science Lab.のco-leaderとして、Lumada事業拡大の加速と人財育成の強化に取り組んできた。