Macbee Planetは12月4日、生成AI導入で業務効率化を実現した企業のマーケティング担当者を対象に実施した「生成AIによる業務効率への効果に関する実態調査」の結果を発表した。
このレポートは9月19日〜21日、生成AI導入により、業務効率化を実現した企業のマーケティング担当者111人を対象に実施したインターネット調査の結果に基づくもの。
生成AI活用による、業務効率化以外の効果を尋ねると、「コンテンツの多様化」が58.6%で最多となった。次いで「アウトプットの質向上」(54.1%)、「顧客との関係強化」(45.9%)、「人的ミスの削減」(38.7%)、「活用データの拡大」(29.7%)と続いた。ほかに自由回答として「参考資料を作る時の題材」や「発想力」、「翻訳機能」などの回答もあった。
生成AIを業務に活用したことで、どの業務がどの程度負担が軽減したか尋ねると、メルマガ作成は「50%以上軽減した」が23.0%、「40%ほど軽減した」が31.2%、「30%ほど軽減した」が25.0%。市場分析は「50%以上軽減した」が12.2%、「40%ほど軽減した」が34.5%、「30%ほど軽減した」が32.8%。「企画書・プレゼン資料の作成」は「50%以上軽減した」が10.3%、「40%ほど軽減した」が23.5%、「30%ほど軽減した」が38.2%という回答となった。
そのほかの業務では、議事録の要約・添削では「50%以上軽減した」が17.4%、「40%ほど軽減した」が19.6%、「30%ほど軽減した」が23.9%。広告作成は「50%以上軽減した」が14.8%、「40%ほど軽減した」が20.6%、「30%ほど軽減した」が17.6%。カスタマーサービスは「50%以上軽減した」が12.1%、「40%ほど軽減した」が15.2%、「30%ほど軽減した」が30.3%。Webサイトのデザインは「50%以上軽減した」が9.1%、「40%ほど軽減した」が27.3%、「30%ほど軽減した」が24.2%。ロゴ、アイキャッチの作成は「50%以上軽減した」が12.0%、「40%ほど軽減した」が36.0%、「30%ほど軽減した」が24.0%となった。
生成AIの活用は今後ますます広がっていくと思うか質問したところ、「非常にそう思う」が45.0%、「ややそう思う」が47.7%という回答となった。また、今後生成AIを活用して行ってみたいことを尋ねると、「市場分析」が55.9%、「議事録の要約・添削」が55.0%、「企画書・プレゼン資料の作成」が53.2%、「広告作成」が42.3%、「メルマガ作成」が39.6%、「カスタマーサービス」が39.6%、「Webサイトのデザイン」が30.6%、「ロゴ、アイキャッチの作成」が28.8%となった。
それら以外に生成AIを活用して行いたいことを聞くと、「レジュメの作成」や「インバウンド対策」「サイト作成」「YouTube作成」「資料作り」「自分の分析」など46の回答を得られた。