丸紅情報システムズは(以下略、MSYS)11月30日、イスラエルのサイバーセキュリティ企業、Silverfort社の多要素認証を保護するITDR(Identity Threat Detection and Response)ソリューションの取り扱い開始を発表した。ITDRは、資産保護の観点からID侵害が発生することを前提にID管理ログ情報を収集し異常アクセス、操作などを監視・検知し、事案が発生した場合は迅速に対処し被害を最小限に抑えるべく、考案されたソリューション。
MSYSが販売代理店契約を締結するSilverfort社は、創設者がイスラエル国防軍の精鋭サイバー部隊出身メンバーで固められており、oktaやexabeam、Microsoft、splunk他業界の主要なIAM(Identity and Access Management)、アイデンティティセキュリティ、脅威保護ベンダーとテクノロジーパートナーとして提携している。MSYSは、すでに提供を行っているリモートアクセスソリューションやIAMソリューションと組み合わせて、ID侵害の脅威低減を目指す。インターネット上でIDやパスワードなどユーザー認証に用いられるクレデンシャル情報の保護は、多要素認証の普及により安全性が向上しているが、攻撃者はマルウェアを活用した標的型攻撃をはじめ様々な攻撃手法を用いてセキュリティの突破を狙い、ID侵害による情報漏えい事案も発生している。