年4.15%の金利で業界を驚かせた預金サービスやApple Cardなど、アップルが金融サービス提供に当たって組んたGoldman Sachsとの提携を解消を望んでいるという。

アップルは、2019年に発表したクレジットカード「Apple Card」、そして4月に発表した預金サービスなどの金融サービス提供にあたり、ゴールドマン・サックスと提携して実現してきた。

アップル側はサービス事業を、ゴールドマン・サックス側は個人向けを拡大する狙いがあった。Wall Street Journalの報道によると、Appleは1年から1年3カ月内に提携を解消することをゴールドマン・サックスに提案しているという。

対象となるのは、上記のApple Cardのクレジットカード事業、預金サービスなど。Wall Street Journalは、2022年10月に両社が提携を延長したことに言及し、正反対の動きになるとしている。

両社の関係は順風満帆だったわけではなく、アップルの広告の文言にゴールドマン・サックスの幹部が苛立ちを示したり、アップルがほぼすべての申請者を承認するようにプッシュしたことから、ゴールドマン・サックスの貸付損失に悪い影響を与えたなどのことがあったという。