電通プロモーションプラスと電通は11月27日、空容器などの「回収・リサイクル」にクーポンやポイントなどの「販促」を組み合わせた循環プラットフォーム「で、おわらせないPLATFORM」の実証実験を開始することを発表した。

実証期間は11月30日から翌年1月30日。実証実験はローソン、明治、ナカダイホールディングスらと共に実施する。回収やリサイクルにおける生活者の意識変容と行動変容、および、回収量や販促効果を確認する。

  • 「で、おわらせないPLATFORM」実証実験の概要図

    「で、おわらせないPLATFORM」実証実験の概要図

今回の実証実験では、まず生活者に「明治おいしい牛乳」をはじめとするローソン店舗で取り扱いのある紙パック商品で、紙パックマークがついている商品を洗って開いて乾かしたものや、プラスチック製キャップなどを、実験を実施するローソン店内に設置した資源回収ボックスに投函してもらう。

その際にスマートフォンで商品のJANコードを読み取って投函を確認することで、「明治おいしい牛乳」の割引きクーポンを発行する。クーポンは引換期間内にローソン全店舗で使用でき、回収物はリサイクラーであるナカダイホールディングスによってリサイクルされる。割引きクーポン発行という販促により生活者にとっても企業にとってもベネフィットが生まれて、資源回収の促進につながることを狙う。

  • 販促導線の創出

    販促導線の創出