富士通は11月15日、ドイツにおけるサービスビジネスについて、デジタルイノベーションやサステナビリティトランスフォーメーションを中核に据え、全社戦略に沿った戦略的再編を行うことを決定したと発表した。

ドイツにおいては、富士通グループ内の新たな組織体制により、3 つの領域を軸として効率化されたオファリングやサービスを提供する。

1つ目の領域は「Fujitsu Uvance」で、サステナビリティトランスフォーメーションによって、持続可能な世界の実現に向けて取り組んでいる。Fujitsu Uvance のオファリングが、富士通のサービスビジネスの核となり、顧客が持続可能な事業を推進するために必要なツールと高度なノウハウを提供する。

2つ目の領域は「Digital Application Business」で、新たなテクノロジーを取り入れた革新的なソリューションを提供することで、顧客がデジタル社会で成長を実現できるよう支援する。

3つ目の領域は「Public Cloud Solutions」で、ダイナミックでスケーラブル、かつ効率的な最先端のパブリッククラウドソリューションを提供するリーディングカンパニーを目指す。

新しいビジネスモデルへの移行を加速させるため、ドイツの投資ファンドであるAEQUITAにFujitsu Services GmbH の一部の事業を譲渡する契約を締結。

譲渡される事業は、プライベートクラウドソリューション、オンプレミス環境向けマネージドサービス、ならびにフランクフルト地域の既存のデータセンターを基盤としたネットワークや運用を含むマネージドサービスソリューション。