Dr.JOY、KDDI、KDDIまとめてオフィスは2023年11月15日、医療業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進に向けた業務提携を締結したことを発表した。3社はこれにより、KDDIグループが提供する法人向けスマートフォンやネットワーク、セキュリティーサービスで医療機関のDX基盤を整備し、Dr.JOYが提供する医師の働き方改革を支援する勤怠管理などの病院向けサービスを組み合わせる。一気通貫で医療機関のDXを推進し、医療現場の「2024年問題」の解決に貢献するとのことだ。
Dr.JOYは医療機関向けの働き方改革支援サービス「Dr.JOY」の開発と運営を手掛け、ビーコンを活用した医師向け勤怠管理や、病院内でのチャットコミュニケーションツールを提供し、医療機関の業務効率化を支援する。同サービスはこれまでに全国の医療従事者約12万人と医療関連企業の約6万人に利用され、勤怠管理は45カ所の大学病院と106カ所の一般病院へ提供している。
KDDIとKDDI まとめてオフィスは通信事業を基盤として、これまで顧客のデジタル活用とDXを支援してきた。働き方改革をサポートするゼロトラストソリューションやマネージドソリューションなどを展開し、セキュリティーインフラの構築からシステムの統合監視、問い合わせやトラブル対応までの窓口を一元化する。
さらに、社会問題となっている医療情報システムのセキュリティの課題に向けては、2018年に設立したKDDIデジタルセキュリティとも連携しながら、リスクアセスメントから脆弱性管理、セキュリティ監視、運用まで支援している。