Microsoftは2023年11月6日(米国時間)、Visual Studio Code October 2023 (バージョン1.84) をリリースした。このリリースには、新しいオーディオ キューの追加やPython拡張機能の改善、Java Gradleプロジェクトのサポートの改善などといった機能修正が含まれている。アップデートの詳細は「Visual Studio Code October 2023」にまとめられている。
「Visual Studio Code October 2023 (バージョン1.84)」における主なハイライトと新機能は次のとおり。
- アクセシビリティの改善 - [Clear]、[Save]、[Format]を示す新しいオーディオキューが追加された。Windowsの拡大鏡がVS Codeのカーソルを適切に追従するようになった
- ワークベンチの改善 - アクティビティバーの位置をサイドバーの上部に移動できるようになった。エディタタブを非表示にできるようになった。エディタグループを最大化できるようになった。設定エディタで特定のクエリに対して関連性の高い結果を検索できるようになった
- エディタの改善 - 最も近いクイックフィックスに移動するキーボードショートカットが追加された。複数のドキュメントにまたがるコードの強調表示がサポートされた
- Python拡張機能の強化 - Python lint拡張機能が改善された。Python拡張機能に同梱されている組込みのlintingおよびformat機能が非推奨になった。ワークスペースで仮想環境が選択されていない場合、ファイル/プロジェクトの実行時に通知が表示されるようになった。テスト出力の改善された。Python Debugger拡張機能にプラットフォーム固有のバージョンが同梱されるようになった
- Gradle for Java拡張機能の強化 - Build Server Protocol (BSP) の採用によってGradleプロジェクトのビルドのサポートが強化された
- GitHub Copilotサポートの強化 - インラインチャットでの入力が可能になった。Copilot Chatと対話する新しい方法として「エージェント」機能が追加された
これらの新機能と改善は開発者がVisual Studio Codeを使用する際の効率と利便性を高めるものとなる。特に、ワークベンチの新しいカスタマイズオプションは開発環境のユーザエクスペリエンスを向上させることに役立つ。また、Python拡張機能の強化では、Python開発者にとって開発生産性の向上につながる各種オプションが追加されている。