米Red Hat11月6日(現地時間)、「Red Hat Device Edge」の一般提供を発表した。同製品は、オープンソース・コミュニティ・プロジェクト「MicroShift」(Red Hat OpenShiftのエッジ機能を基にした軽量Kubernetesプロジェクト)のエンタープライズ対応/サポート付きディストリビューションと、Red Hat Enterprise Linuxを基にエッジへの最適化を施して構築したオペレーティング・システムを統合したもの。
そのため、アプリケーションのデプロイ先が、エッジデバイス向けのRed Hat Device Edgeでも、データセンターやクラウドの大規模システム向けのRed Hat OpenShiftでも、すべて単一の環境から対応できる。
一般提供を機に、Red Hat Ansible Automation Platformも含まれるようになった。これにより、数百台から数千台に及ぶデバイスが配置される場合でも、より簡単に監視できる
「Red Hat Device Edge」は2種類のデプロイメント・オプションを提供する。1つは静的アプリケーションで構成されるごく小規模なデプロイメントに適したオプションで、Red Hat Enterprise LinuxとPodmanを含む。もう1つは高度なコンテナ・オーケストレーションやKubernetes統合を必要とする動的な環境に適したオプションで、導入時または導入後にMicroShiftを追加してKubernetesを組み込める。