ダイレクトクラウドは11月1日、法人向けクラウドストレージ「DirectCloud」で提供している「DirectCloud ランサムウェア対策」を12月13日より全プランに標準機能として提供すると発表した。

これまで「DirectCloud ランサムウェア対策」は、5つのプランのうち、エンタプライズでのみ標準機能として提供されていた。12月13日からは、スタンダード、アドバンスド、ビジネス、プレミアムの4つのプランでも標準機能となる。

「DirectCloud ランサムウェア対策」は、DirectCloudをWindowsのエクスプローラーから利用する「DirectCloudドライブ」を利用することで、ランサムウェアの動作を検知・遮断し、ファイル暗号化の進行を防ぐ。

ランサムウェアデータベースが不要なため、パターンファイル照合タイプの対策ツールと違い、定期的にパターンを更新する必要がない。また、ランサムウェアを監視する上で PCに負荷がかからずく、PCの軽快な動作を実現する。

DirectCloudはファイルのバージョン管理を行っているため、万が一ランサムウェアに感染してファイルが暗号化されたしても、任意のバージョンへファイル復元が可能だという。

なお、「DirectCloud ランサムウェア対策」は、データの暗号化のみを行うランサムウェアの一部に対応しており、窃取を目的としたランサムウェアには対応していない。