TISは10月26日、Oracle Databaseに無償で付属するローコード開発ツール「Oracle APEX」を活用した開発ノウハウを「Oracle APEXトータル支援サービス」として提供開始することを発表した。

新サービスは、「Oracle APEX」を活用し、APEXの操作性や実現性の検証から、アプリケーション設計・開発、Oracle Formsで開発した資産の自動マイグレーション、内製化定着のためのトレーニングとQAサポートまで提供する。

例えば、Oracle Forms to APEXマイグレーションサービスにおいては、独自の自動マイグレーションツールを使って、Forms資産についてForms設計書・APEX設計書・APEX画面を自動で生成する。

  • Oracle APEXトータル支援サービスの全体像

同社は、Oracle E-Business Suiteユーザー向けに基幹・周辺システムからのトランザクションデータを収集・一元的に自動仕訳変換を実施する「会計自動仕訳エンジン」を提供している。今回、このモダナイズに「Oracle APEX」を活用し、従来の10分の1以下の期間で開発を実施。

また、「Oracle APEX」はSQLベースでTISのエンジニアの既存スキルを活用することができたため、新たな人材育成を伴うことなく、「会計自動仕訳エンジン」のモダナイズを実現できたという。