ターミナル上で動作するテキストエディター「Micro」の最新版となるv2.0.13がリリースされた。Githubから各OS対応のバイナリやソースコードを入手できる。

ターミナルで動作するテキストエディターとして利用されるnanoの後継を目指す「Micro」は、ターミナル上でもマウスを使ったテキスト編集やtabでのタブ追加などマウスを用いたGUI環境に慣れたユーザーでも扱いやすい。プログラミング言語Luaによるプラグインや130言語を超えるハイライトやマクロ機能など搭載するなどコーディングやカスタマイズの幅も広い。

Ctrl+eで起動する対話型シェルも搭載しており、コマンド操作では、vsplit/hsplitでの垂直/水平分割、set colorscheme (tab)ではデフォルトで24つのカラースキームを選択でき、瞬時に変えられるのも心地よい。

  • set colorscheme (tab)で即座にカラースキームを変更(WSL上での「Micro」v2.0.13)

    set colorscheme (tab)で即座にカラースキームを変更(WSL上での「Micro」v2.0.13)

v2.0.13では編集中のファイルが更新された際にそれを通知し現在のバッファのリロード動作を制御する--reloadオプションが追加され、prompt(迅速)、auto(自動)、disabled(破棄)から選択できる。--reload promptで起動するとファイルが変更されると即座に対話型エリアに"The file on disk has change.reload files?(y,n,esc)"と表示され、yを押すと変更が反映される。

  • --reload promptでのUbunts上での起動。ファイルが変更されると変更が通知され

    --reload promptでのUbunts上での起動。ファイルが変更されると変更が通知され

  • yを押すと変更が即時に反映される

    yを押すと変更が即時に反映される