KDDIは10月23日から25日まで、KDDI総合研究所の研究プロジェクトを展示するイベント「KDDI総合研究所 R&D成果公開2023」を東京都内で開催中だ。このイベントは主に顧客や取引先、パートナー企業らを会場に招いて研究成果を公開する。イベントに先立ちメディア向けに展示内容が公開されたので、その一部を紹介したい。

展示するソリューションのテーマは、特にAPN(All-Photonics Network:オールフォトニクスネットワーク)とデジタルツインだ。これは、大容量のデータを低遅延かつ低消費電力で伝送できるネットワークをAPNで実装し、その上にデジタルツインを構築してリアルタイムなフィードバックを実現するという同社の方針を示しているそうだ。

同社によると、特に重要なのは、サイバー空間にデジタルツインを構築することよりもむしろ、デジタルツインによりシミュレーションした結果をフィジカル空間(実空間)にフィードバックする技術とのことだ。

次世代の社会基盤を担うフォトニクス技術

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