エクサウィザーズは10月23日、同社が提供する介護特化の経営・運営支援サービスである「CareWiz」を軸に、介護事業における経理や人事などのバックオフィス業務を生成AI(人工知能)で効率化するバックオフィス業務集約化サービスに参入すると発表した。

  • 業務提携のイメージ

同事業における最初の取り組みとして、全国32施設の有料老人ホーム・シニア向けマンションを展開するグッドタイムリビングと業務提携を締結し、同社の知見を得ながら介護請求業務の効率化サービスを開発し、2024年度の提供開始を予定している。

エクサウィザーズは、ICT技術により介護現場の周辺業務やバックオフィス業務の省力化を進め、介護スタッフの専門性の高い働き方を実現することで、顧客満足度の向上に取り組んできたというグッドタイムリビングとの業務提携により、介護請求業務の効率化サービスを開発する。

これにより、グッドタイムリビングが持つ多施設運営や、本部機能を持ち合わせた介護事業所運営オペレーションのノウハウを活用すると共に、同社施設との連携により、サービスの開発段階から各機能やUI(ユーザー・インターフェイス)/UX(ユーザー・エクスペリエンス)についての現場の意見やニーズなどを反映していく。

  • サービスのイメージ

新規開発するサービスは、介護士や現場スタッフがレシートや領収書、サービス提供表などの利用実績がわかる書類をアップロードすることで、請求書作成から実際の請求までの一連の請求業務を生成AIを使用して代行するもの。

これにより、請求業務の複雑さを解消し、介護士や現場スタッフが本来の介護業務に集中できる環境を実現するという。

同社は介護業界における連携をさらに進めることで、経理や人事など他の多様なバックオフィス業務もAIにより効率化するサービスを開発していく予定だ。