NTTデータは10月19日、データ活用に必要なデータマート変換処理の開発に強みを持つdbt LabsのSaaS(Software as a Service)ソリューション「dbt cloud」の導入・構築および活用を支援するサービスを提供開始することを発表した。両社はこれに先駆けて、7月にdbt cloudに関するパートナー契約を締結している。

今回のパートナー契約により、NTTデータはdbt cloudの取り扱いを開始し、顧客のデータ活用プラットフォームのモダナイズ化を支援する。同サービスはデータ分析処理の前工程を担うデータ変換ツールであり、チームが変換コードを迅速かつ共同で展開できるようにするSQLファーストの変換ワークフローを提供するという。SnowflakeやBigQuery、Amazon Redshiftといったクラウド型のデータウェアハウスでのデータ変換に特化したツール。

  • dbt cloudの特徴一覧

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NTTデータはこれまでにも、ビッグデータやAI(Artificial Intelligence:人工知能)などの領域においてさまざまな企業とパートナー契約を締結しており、AIやデータの民主化による「デジタルサクセス」を支援してきた。今回dbt Labsがパートナーに加わることで、データを活用しやすい状態にするデータマート開発を大量かつ高速に実行できるようになったとのことだ。