Microsoftは現地時間2023年10月11日、Windowsターミナルの配信手段にCanaryチャネルを加えたことを公式ブログで明らかにした。これまでWindowsターミナルは通常の安定版と次のビルドにあたるプレビュー版を提供してきたが、Canary版は他の同社製品と同様に最新コードを用いてバイナリーを生成するナイトリービルドのため、安定性は欠如するが最新機能をいち早く試用できる。Canary版Windowsターミナルを検証するにはGitHubのページからインストーラーもしくはZIPファイルを入手して、インストールもしくはポータブルアプリケーションとして展開すればよい。ただし、ポータブルアプリケーションの自動更新は無効になる。対象OSはWindows 10 ビルド19041以降、Windows 11だ。
上図を確認するとCanary版Windowsターミナルのバージョンは1.20.xだが、安定版はバージョン1.18.x、プレビュー版は1.19.x。2023年のロードマップを参照してもCanary版の内容は確認できないが、少なくとも2023年第4四半期(2024年1月上旬ごろ)の機能を検証できそうだ。今後WindowsターミナルはGitHub Copilotと連携した実行コマンドの推奨やエラー解説、デバッグ支援機能の実装を予定している。