サントリーホールディングスは、社員向けの学習プラットフォーム「MySU(マイエスユー/My Suntory University)」において、AIを活用したリニューアルを10月2日に実施している。グループ社員約4万人。言語も異なる世界各地の社員が18,000以上のオンライン講座や動画、資料を用いて学習できる社員向けの学習プラットフォームは、日本語、英語のほかフランス語、スペイン語、ベトナム語、タイ語、インドネシア語、中国語(簡体・繁体)など多言語に対応、社員の研修履歴や学習情報を一元管理できる機能を搭載する。

学習用に用意された豊富なコンテンツも魅力の社員向けプラットフォームだが、10月2日からはAIを活用したリニューアルを実施。初回利用時に伸ばしたいスキルと習熟度を登録すると、AIがeラーニングや記事や動画などコンテンツを日ごとに選択/提案してくれるもので、パーソラナイズされた学習が可能になる。学習するグループ内でのランキング機能やゲーミフィケーションを用いた機能や可視化なども加えられるなど、リスキングやDXが注目されるなかで社員の自発的な学習環境を推進するものだ。企業の成長の源泉は「人」である。そう考える同社は、2015年4月に人材育成プログラム「サントリー大学」を開校、「グローバル学部」「デジタル学部」に加わる3つ目の学部「100年キャリア学部」を2023年4月に新設するなど人材育成プログラムを拡充している。