京セラドキュメントソリューションズ(京セラDS)は、オフィス向けカラーA4プリンター「ECOSYS P7240cdn」の後継モデルとなる「ECOSYS PA4500cx」を2023年11月上旬より発売することを発表した。

  • カラーA4プリンター 「ECOSYS PA4500cx」の外観

    カラーA4プリンター 「ECOSYS PA4500cx」の外観(出所:京セラドキュメントソリューションズ)

同プリンターは、プリントスピードの向上と給紙容量の増加により生産性を向上。具体的なプリントスピードとしては、A4サイズで従来機(ECOSYS P7240cdn)比112.5%増となる45ページ/分としているほか、A5ヨコサイズのプリントスピードに関しては、片面印刷および本体カセット給紙の場合で60ページ/分としており、請求書や薬剤情報提供書などで使用されることが多いA5サイズの伝票出力に高い生産性を発揮するとしている。また給紙容量についても、オプションカセットを4段まで増設可能で、給紙容量は従来機比136.4%増の最大3110枚と、高い生産性を実現するとしている。

さらに、新たに搭載された「面状ヒーター定着」により、用紙に接触する面がフラットになり、用紙と定着ベルトが密着する接触面を十分に確保することができるようになったことで、用紙に対する圧力が一定となり、用紙への変形ストレスが軽減され、従来機に比べ紙シワやカールの発生を抑制することが可能になったともしている。

加えて、新製法の低融点カプセルトナーを採用したことで、彩度の鮮やかさや青色域の拡張、人肌の忠実な再現などの面で従来機に比べ画質を向上させたほか、独自の長寿命技術により、さまざまな部材を長寿命化。廃棄部品の削減が可能となり、A4用紙1枚あたりカラー7.8円、モノクロ1.2円の低ランニングコストを実現するとしている。

なお、同プリンターの希望小売価格は25万円(税別)となっている。