GMOインターネットグループは9月15日、グループ108社・約7400人の全てのパートナー(従業員)を対象に、AI(人工知能)リテラシーを問うオリジナルのテストである「GMO AIパスポート」を、2023年9月に開始したと発表した。

  • 受検者の様子

同テストは、同社の「AI(愛)しあおうぜ!プロジェクト」の一環として2023年9月から順次、グループ各社のパートナーを対象に開始した。AIに関する多様な角度から知識やテクニックを問う選択式のテストといい、AIの研究に携わり知見のあるパートナーが作成したオリジナルの全20問で構成する。

受検においては、AIに関する知識の習得にとどまらず、実際に手を動かしながら生成AIの活用スキルも身に付けるために、ChatGPTなどの対話型生成AIの利用を推奨しているとのこと。

一度の受検で終わらず知識・スキルを定着させることを目的としているため、合格点を超えるまで何度でも同じ問題に挑戦することができる。なお、10月31日までに全パートナーがテストに合格することを必須としている。

問題例として同社は、日々の業務につながる実用的なテクニックを問う問題、GPT-4やPaLMなどの大規模言語モデルに関する知識を問う問題、的確かつ効果的な業務利用に向けた知識を問う問題を挙げている。

さらに、選択式テストに合格した全パートナーは、生成AIの実際のユースケースを想定し設問した「実践テスト」にも挑戦する。実践テストでは、実際に生成AIを使って文章を作成する。

これら一連の取り組みを通じて、同社はパートナーがAI知識・スキルを習得したAI人材となることを目指しているとのことだ。