富士通と東洋大学は9月14日、デジタル技術と心理学によるコンバージングテクノロジー研究会を発足し活動を開始することを発表した。なお、同研究会は日本心理学会の研究会制度(2023年度)で採択されたという。
コンバージングテクノロジーとは、特定の目的を達成するために2つ以上の異なる分野の科学や技術を融合したものを指す。研究会は心理学研究者とデジタル技術研究者の双方の協力のもとで、新たな研究領域を広げる礎を形成し社会課題を解決するために発足した。
研究会では、例としてSNSを利用した犯罪の未然防止や超高齢者社会におけるウェルビーイングの実現、深刻な教育格差問題への対策といった社会課題に対し、誰もが安心安全に生活できる環境の実現を目指すとのことだ。
また、年に1回のコンバージングテクノロジー研究大会においては、有識者の講演や参加者の交流などを通じて、さまざまなバックグラウンドを持った人との連携を強化し、社会課題解決に向けた活動を拡大する。