Dockerは現地時間2023年8月23日、Docker Hub RegistryにおけるIPv6対応の一般提供を公式ブログで表明した。利用者は認証時のレート制限をIPv6アドレスの先頭64ビットを用いて制御できる。現在の利用環境がIPv6を使用しているか否か確認するには、コンテナーイメージをPullした後に「docker pull {ホスト名}/library/alpine:latest」を実行すると、出力結果の2列目で判断できる。
DockerはIPv6対応について「DockerのSaaSを効率的に動作させるには、IPv6のサポートが必要というコミュニティーの声を受け取っている。過去にはIPv6単独のネットワークからSaaSを利用するには追加ツールが必要だった」と説明した。今回の対応でDocker Hub Registry、Docker Docs、Docker ScoutでIPv6環境のネットワークからアクセス可能になる。同社はフィードバックを通じた機能改善に取り組む予定だ。