Bleeping Computerは8月25日(米国時間)、「MSI: Recent wave of Windows blue screens linked to MSI motherboards」において、Microsoft Windowsの更新プログラム(KB5029351)をインストールした後にブルースクリーン(BSoD: Blue Screen of Death)となる原因が、MicroStar International(MSI)のマザーボードの一部モデルに関連していることを公式に確認したと報じた。

  • MSI: Recent wave of Windows blue screens linked to MSI motherboards

    MSI: Recent wave of Windows blue screens linked to MSI motherboards

この不具合は「Windowsの更新プログラム(KB5029351)にブルースクリーン不具合、現在調査中 | TECH+(テックプラス)」で報じたとおり、これまで発生条件や原因はわかっていなかった。

  • 「UNSUPPORTED_PROCESSOR」ブルースクリーン - 提供: MicroStar International

    「UNSUPPORTED_PROCESSOR」ブルースクリーン - 提供: MicroStar International

Bleeping Computerによると、MicroStar Internationalは600/700シリーズのマザーボードで、ブルースクリーンの不具合に遭遇したという報告を数件確認したとのことだ。また、MicroStar InternationalおよびMicrosoftの両社は、根本的な原因の調査を開始していると伝えており、続報が期待される。なお、MicroStar Internationalは調査が行われている間、すべてのユーザに更新プログラム(KB5029351)のインストールを一時的に控えるよう推奨している。

MicroStar Internationalはこの問題が発生した場合、自動で更新プログラムがアンインストールされ、正常に起動する可能性があるという。もしもWindowsが正常に起動しない場合は、BIOSを以前のバージョンに戻し、更新プログラムをアンインストールすることを推奨している。(MSI BIOSフラッシュの参考動画:「MSI® HOW-TO update BIOS using M-FLASH ? - YouTube」)

Microsoftはこの件について、2023年8月25日(米国時間)に情報を更新しており、ブルースクリーンは更新プログラム(KB5029351)によって引き起こされたわけではなく、特定のプロセッサのサブセットに限定して発生していることが判明したとしている。また、Microsoftはこの問題を緩和するため、該当デバイスに対して更新プログラム(KB5029351)の提供は行わない予定とのこと。