電通デジタルは7月10日、顧客一人ひとりに沿った最適な購買体験を提供するユニファイドコマースサービス「One tempo」を同日より提供開始したことを発表した。
同サービスは、従来のオンオフ統合の店舗DX(デジタルトランスフォーメーション)ソリューションをリニューアルしたもの。今回、EC事業を始める企業や各プラットフォームの構築に課題を抱える企業に対し、電通デジタル独自のスターターパックを新規メニューとしてそろえた。
同サービスでは、顧客体験の設計から始まり、店舗やECサイト、スマホアプリ、SNSなど多様なチャネルにおいて顧客の情報や購買行動データのみならず、商品・在庫・注文・配送など顧客接点となるあらゆる情報データをシームレスに統合管理し、顧客一人ひとりのインサイトを精緻に分析する。
そのうえで、全員に同じ情報・サービスを提供するのではなく、高度にパーソナライズされた顧客体験を適切なタイミングで提供し統合的にサポートすることで、ユニファイドコマースを実現する。
提供を開始するスターターパックを利用することで、クライアント企業は、プラットフォームの選定から構築、実行まで複雑な作業を行うことなく、ユニファイドコマース実現に向けてシームレスに事業推進を開始することができる。
具体的には、「自社ECプラットフォーム」とWeb、アプリ内接客やチャットサポート、MAなどあらゆる顧客接点を構築するプレイドが提供するCX(顧客体験)プラットフォーム「KARTE」、膨大な購買データを取得し統合管理する同社提供のデータ統合プラットフォーム「KARTE Datahub」をベースとし、各企業の事業に応じて統合的にプラットフォーム構築を支援する。