ゲームのテスト自動化などの品質管理事業を行うAIQVE ONE(アイキューブワン)は7月5日、ゲーム開発のQA(Quality Assurance)工程をAIで自動化するサービス「Playable!」の提供開始を発表した。

ソフトウェア検証のベリサーブやゲームAIの研究開発を行うモリカトロンと共同研究開発する「Playable!」は、独自開発のライブラリを組み込むことでゲームQAに不可欠な複数テストを実行するものでUnityやUnreal Engineなど各種ゲームエンジンに対応。Game-Python Bridgeと呼ばれるゲームプログラムと外部プログラムとの通信基盤を使って、ゲームプログラムに加わる変更点は、内部パラメータの取得、外部プログラムに送信する部分のみと最低限度に抑えられる特徴を持つ。

壁に挟まるような地点を総当りで検出するCollision Check、AIがゲーム開始からエンディングまでプレイするPlaythrough、特定の領域内に配置されているアイテム全数をスキャンし、アイテムが移動/特殊移動によって回収可能であるかを検証するItemCollectorなどのソリューションが可能で、年内にはエンジニアからの自然言語での指示をLLM(大規模言語モデル)で解釈し、プレイヤーキャラクターを自動操作し、タスクを達成する機能も予定している。ユーザ登録後、90日間の製品トライアルが用意されており、月額制での提供になる。