AI insideは6月12日、AI開発・実装に求められるデータ基盤・学習基盤・運用基盤を包含したAI統合基盤「AnyData」の提供を開始したと発表した。顧客はデータを準備するだけで、課題解決に寄与するAIを実装可能だという。

あわせて、AIテクノロジーとその事業化に深い知見を持つプロフェッショナル人材を結集した経営層向けAI実装コンサルティングチーム「InsideX」の発足も発表された。同チームは、経営活動に資する潜在的なビジネス課題の発見から、AIドリブンなビジネス変革を実現するAI技術のアセスメント・構想・要件定義、AI実運用まで、「AnyData」や生成AI・LLMを活用して一気通貫で支援し、全社最適・新規事業創出に繋がる本質的なDXやデータドリブン経営の実現に貢献する。

「AnyData」では、データ基盤・学習基盤・運用基盤が連動することで、実装後のAIをリアルタイムでメンテナンスできるため、AIライフサイクルの適切な管理と継続した改善を実現した形でAIを運用できる。

「AnyData」を利用する顧客は、データを準備するだけで、AIやITなどに関する高度な知識・技術を新たに習得する必要なく、ビジネス成長や社会課題解決など本来時間を注ぐべき役務に集中しながら、AIをビジネスに組み込むことが可能。なお、「学習基盤」は、同社がこれまで提供してきたノーコードAI開発・運用ツール「Learning Center」を統合したもので、引き続き「AnyData」の一機能として提供する。

今後の展望としては、AnyDataの「学習基盤」を活用してパートナー企業と共同でAIモデル開発を行うことで、企業規模問わず、すぐにビジネス実装いただける汎用AIソリューションを量産・販売する計画。