小学館、読者に響く上質な高単価品を販売 ECモール「LIFETUNES MALL」を強化

小学館が運営するECモール「LIFETUNES MALL(ライフチューンズモール)」では、小学館が発行する雑誌の読者に対し、上質な商品を訴求している。各媒体の読者層を踏まえながら、読者に響く商品を展開する。

モールは2022年9月にブランドリニューアルした「LIFETUNES MALL」。小学館の通販事業は、1987年にアウトドア誌「BE-PAL」の通販から始まり、2004年には季刊のカタログ誌「大人の逸品」を発行するなど、時代に応じて変化してきた。

▲「LIFETUNES MALL」のトップページ

ECサイトは、主にライフスタイル系の雑貨を扱う「小学館百貨店」、コミック作品のキャラクター商品を扱う「comixyz」、美術関連商品が中心の「アーツ&ブックスギャラリー」の3つで構成している。媒体名を冠したショップを出店しており、それぞれの媒体の読者が訪れる。

▲媒体ごとにECショップを展開

「読者のニーズを理解している各編集部と連携しながら、オリジナル商品も開発している」(ユニバーサルメディア事業局通販事業センター 小倉康広氏)と言う。読者層に応じた効果的な商品を販売展開している。

取りそろえる商品が、上質で高単価であることも特徴的だ。

「本当に良い、上質な商品を取りそろえている。特にライフスタイル系雑誌の読者は、年齢層が高く、良い商品ならば選んでもらえる」(同)。

趣味性の高い雑貨は、デザインや機能性、商品の背景にある物語も紹介している。

既に75万人の登録があるという「LIFETUNES MALL」では、アクティブユーザーに対し、ダイレクトメールを送付している。

2023年5月からは、SNSでの販促にも注力する。「小学館百貨店」の公式LINEアカウントを開設し、新規顧客の獲得を進める。

「小学館が持つ各媒体の通販をサポートすることが、私たちの役割」(同)と言い、今後、さらに通販分野の強化を進めていく方針だ。