楽天、中元・夏ギフトトレンド発表 コロナ禍経て流通額が約2.6倍

楽天グループ(楽天)は5月31日、「楽天市場」における2023年のお中元・夏ギフトのトレンドを発表した。若年層のギフト離れが目立っていたが、コロナ禍を経てEC利用者が増加し、ギフト関連商品の2022年における流通総額は2019年と比べて約2.6倍伸長した。以前は同僚や取引先へのフォーマルギフトがメインだったが、近年は家族や友人などの親しい人に対するカジュアルギフトの利用が進んでいる。

 

「楽天市場」において、お中元・夏ギフトを購入する際に「のしなし」を選択するユーザーが増えている。2022年における「のしなし」のユーザー数は、2019年と比べて約2.4倍になった。帰省や食事会などの手土産としてのニーズも高まっている。

 

近年の傾向として、贈り手の「失敗したくない」というニーズも高まっているという。カタログギフトが人気傾向にあり、2019年に対する2022年の流通総額は約3倍に伸長した。

 

「中でも、相手の趣味嗜好が分かっている親しい人に贈る際は『特化型』カタログギフトがはやっている」(マーケティング部 本間萌氏)と話す。

 

「楽天市場」では、カタログギフトの紹介に特化したコンテンツを7月下旬に公開する予定だ。

▲「楽天市場 お中元・夏ギフト特集2023」

 

6月1日には、「楽天市場」において「楽天市場 お中元・夏ギフト特集2023」を公開している。