米Appleは現地時間5日、同社の開発者カンファレンス「WWDC23」においてIDE「Xcode 15」beta版のリリースを発表した。

次期OS「Sonoma」など最新OSに対応するSDKを含むIDE「Xcode 15」betaでは、50%のサイズ縮小を実現しながら、コード補完やサジェッションの改善、翻訳などエディタ上でのローカライズ機能を提供するString catalogsやリアルタイムプレビュー機能などの新機能を搭載。プログラミング言語Swift 5.9(beta)に加わる"Swift macro"ともシームレスに連携し、Command-Shift-Aで呼び出すことでデバッグからAPIを使ったプレビューまでコードを手軽に挿入する新たな仕組みを動画で披露している。

  • Command-Shift-Aでマクロ化されたリアルタイムプレビューを呼び出す例(同社公式動画より)

    Command-Shift-Aでマクロ化されたリアルタイムプレビューを呼び出す例(同社公式動画より)

自身でも記述可能な"Swift macro"は、#で呼び出すFreestanding Macrosと@で宣言にマクロ名を添付して呼び出すAttached Macrosの2種類があり、利便性を高めると同時にコンパイル時の繰り返しのコード生成を回避できる。ほか新機能やトピックスはXcode 15公式サイトから確認できる。