憶測通りにARヘッドセット「Vision Pro」を発表したAppleが、AR(拡張現実)スタートアップのMira Labs買収したという。
AppleのMira買収は、Vision Pro発表の翌日に明らかになった。Miraは米ロサンゼルスを拠点とする新興ヘッドセットメーカーだ。
公式サイトによると、化学、鉄鋼、食品などの工場で作業をするスタッフ、米国防総省などが同社のヘッドセットを採用しているそうだ。The Vergeによると、元AppleのデザイナーJony Ive氏が顧問を務めていたこともあるという。
遠隔にいる熟練者などから指示を得ながら作業ができる「Mira Connect」、作業手順を指示する「Mira Flow」、iPhoneを装着してARヘッドセットにする「Mira Prism」などの製品ラインを備える。
The VergeはMiraのCEO、Ben Taft氏がソーシャルメディアに非公開としてAppleに買収されたことを投稿していたという。The Vergeが6月7日付で報道し、Appleもこれを認めている。同社の次のAR戦略に向けた準備かもしれない。