オープンソースのCMS(Contents Management System)「Joomla!」は現地時間5月30日、「Joomla! 5.x」シリーズ最初のアルファ版「Joomla 5.0 Alpha1」を公開した。ソースコードほかGitHubに設置してある。
先行してテスト目的でリリースされる「Joomla 5.0 Alpha1」では、新機能にWYSIWYGエディター「TinyMCE」のバージョン6.1、フォントおよびアイコンツールキット「Font Awesome」のバージョン6.4、パスワードに依存しない認証を可能とする「WebAuthn Library」や改善された「スマート検索」ほか最新APIに対応するための内部コードの再構築などが行われている。
「Joomla!」では5.x系へのメジャー バージョンアッププロジェクトについて既に発表しており、システム要件についてPHP 8.1、データベースをMySQL 8.0.11以降、MariaDB 10.4以降、PostgreSQL 12以降に、Webアプリケーションフレームワーク「Bootstrap」を5.3、JavaScriptコンポーネント「CodeMirror」の6への更新、Cookieを管理する「Joomla! Cookie Manager」ほか複数のSEO改善対策などの実装を予定する。「Joomla! 5.0」は今後ベータ1を8月に、リリース候版を9月19日、最終リリース版を10月17日にリリースする予定。