NTTドコモの企業内研究所であるモバイル社会研究所は5月29日、全国15~79歳男女を対象として2月に実施した、AIサービスの期待と不安についての調査結果を発表した。調査では10~20代の約6割が対話型の「コミュニケーション」のAIに期待していることが明らかになった。
「コミュニケーション(対話アプリ、コミュニケーションロボット、自動翻訳など)」でのAIの期待と不安について調査したところ、2022年には「期待が大きい」「どちらかといえば期待が大きい」で43.1%であったが、今年の調査では51.5%と昨年よりも期待が増えた。
職業別にみると、学生が「期待が大きい」「どちらかといえば期待が大きい」で61.6%と最も期待が高く、次いで「事務系・技術系従事者」52.9%、「役員・管理職・自由業」52.6%、「専業主婦・主夫」51.6%となった。
2022年調査時は、学生の「期待が大きい」「どちらかといえば期待が大きい」あわせて54.5%であったが、今年の調査では61.6%まで上昇し、学生の「コミュニケーション」でのAIの期待が高い。
年代別では、10代が「期待が大きい」「どちらかといえば期待が大きい」で60.5%と最も高く、次いで20代が56%と若年層での期待の高さがうかがえる。どの世代でも約半数は期待が大きいと回答していたが、30代~70代は約3割が「わからない」と回答した。