米Red Hatはこのほど、Red Hat Enterprise Linux 9.2の一般提供開始およびRed Hat Enterprise Linux 8.8の近日提供開始を発表した。 両製品は、管理タスクを自動化することで、規模に応じた一貫性と効率性をもたらすのに役立つRed Hat Enterprise Linux固有のAnsibleコンテンツであるシステムロールの機能を引き続き拡張する。
このことは、多くの一般的なLinuxロールを、初歩的なLinuxの知識で簡単に構成、認証、デプロイできることを意味するという。
具体的には、Linuxプラットフォーム上でコンテナを開発・管理・実行するためのツールであるPodman用のRed Hat Enterprise Linuxシステムロールが追加され、これらのロールが拡張された。
通常、Podmanインスタンスの作成にはコマンドラインの知識が必要ですが、このシステムロールにより、管理者は特定の環境に適合する構成を自動化できる。
Red Hat Enterprise Linuxシステムロールの追加アップデートには、Microsoft SQL ServerとMicrosoft Active Directoryに関する拡張機能が含まれる。
また、イメージビルダーには、作成したイメージに組織固有のセキュリティポリシーを含めることが可能になったほか、データセンターの内外でRed Hat Enterprise Linuxブループリントの作成と共有もサポートするようになった。