楽天グループは5月8日、運営するクチコミ就職情報サイト「楽天みん就」において、2024年卒業予定の学生を対象に調査した「楽天みん就 2024年卒 IT業界新卒就職人気企業ランキング」を発表した。回答者数は2876人。
「楽天みん就 2024年卒 IT業界新卒就職人気企業ランキング」の総合トップ20は以下の通り。
総合ランキングでは、NTTデータが2010年の調査開始以来14年連続で1位を獲得する結果となった。2位の楽天(昨年2位)も一昨年から順位を維持している。また、大手企業を親会社とするユーザー系SIer企業である5位のSCSKや、7位の伊藤忠テクノソリューションズなど安定感のある企業の人気傾向も継続している。
志望理由別ランキング「働き方の魅力」の項目における、「社風・居心地が良さそうな企業ランキング」では、1位のニッセイ情報テクノロジーをはじめ、2位にパーソルプロセス&テクノロジー、3位に電通国際情報サービス(ISID)とトップ3をすべてユーザー系企業が占めた。企業文化に合った環境の中で自分らしく働くことを希望する学生から人気を集めていることが分かった。
一方で、親会社を持たず独立して経営を行うSIerである独立系企業の人気が急上昇している傾向もみられた。総合トップ20には6位のTIS、8位のオービック、16位の大塚商会、19位のBIPROGYといった独立系企業4社が、昨年順位から大幅にランクアップする形でランクインしている。
また、志望理由別ランキング「働き方の魅力」の項目における「教育研修が充実していそうな企業ランキング」では、3位の日本ビジネスシステムズ(JBS)をはじめ、6位のオービック、7位のユニアデックス、9位のTISとトップ10に独立系企業が4社ランクインしており、入社後のスキルアップや手厚い研修を望む学生が独立系企業に対して高い関心を持っていることが見受けられる結果となった。