NTTデータは4月28日、金融機関向けバンキングアプリ「My Pallete」について、金融機関独自サービスをシェアリングできる機能を追加した「My Pallete3.0」を9月から提供開始することを発表した。
My Palleteとは、顧客の行動特性に基づいたつながりの創出を目的とするアプリバンキングサービス。ユーザーはスマートフォンのアプリから残高照会や入出金明細の確認、料金支払いなどの金融機関取引が可能となる。
今回リリースするMy Pallete3.0では、シングルサインオン機能(OpenID Connect)やIDaaS(IDentity as a Service)機能、ミニアプリ機能など、外部のサービスとの接続を容易にする機能を提供する。金融機関は自行のアプリ上に、証券およびクレジットなどの周辺金融機能や、非金融領域サービスなどを構築できるようになり、金融機関ごとの戦略に応じたコンテンツの提供を支援する。
さらに、構築した新サービスは金融機関同士で相互利用ができるため、My Palleteを利用する全ての金融機関は、他の金融機関が構築したベストプラクティスなサービスをスピーディに自行のアプリに組み込んで提供可能となる。