Akamai Technologies(アカマイ)は4月26日、Akamai Prolexicの新機能として、「Prolexic Network Cloud Firewall」を発表した。独自のアクセスコントロールリスト(ACL)を定義して管理するとともに、ネットワークエッジのセキュリティをより柔軟に確保できるようになる。

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Akamai Prolexicは、クラウドベースのDDoS防御プラットフォーム。攻撃がアプリケーション、データセン ター、インターネット接続インフラに到達する前に阻止するもので、ビジネスや政府機関、非営利団体などさまざまな組織に対して DDoS防御サービスを提供している。

今回発表した「Prolexic Network Cloud Firewall」は、攻撃者に対してより効率的で柔軟な防御を可能にするもので、Prolexicの保護機能をDDoS以外にも活用することができる。これによりユーザーは、独自のアクセスコントロールルールを定義して調整し、既存のルールに関する分析を得ることが可能となる。

事前対応型の防御を定義して悪性トラフィックを瞬時にブロックし、ルールをエッジに移動してローカルインフラの負担を軽減。新たなユーザーインターフェースを介してネットワークの変化にすばやく対応する。

Akamai Infrastructure Security部門のSenior Vice President兼General Managerを務めるSean Lyons氏は、次のように述べている。「私たちは、Prolexic が誇る先進のDDoS防御機能を拡大し、お客様がアクセスコントロ ールやファイアウォールルールを一元的かつ迅速に定義し、Prolexicを通してお客様のグローバルなネットワーク全体に適用できるようにサポートします。これは、DDoS攻撃だけでなく、ゼロデイ脆弱性などの緊急事態でもアクセスを迅速かつ局所的に遮断できるパワフルなツールです。お客様のネットワークエッジでルールを適用するた め、時間のかかる内部ファイアウォールを設定する手間を省くことができます」