大日本印刷(DNP)は4月25日、注文住宅の商談などに使う住宅用プレゼンテーションソフトのデータをVR(Virtual Reality:仮想現実)データに変換するソフトウェア「DNPバーチャルエクスペリエンス VRプレゼンゲートウェイ」について、メタバース版の提供を開始することを発表した。PC、タブレット、スマートフォンなどのWebブラウザから複数名が同時に閲覧可能。

  • VRの画面例

    VRの画面例

今回提供を開始するメタバース版では、住宅事業者が住宅用プレゼンテーションデータをクラウド環境にアップロードすることでVRデータに変換できる。営業担当者や施主が、異なる場所やデバイスからVRデータに変換した住宅プランに同時にアクセスして商談できるため、時間と場所の制約を受けにくくなる。

CGの描画に特化したPCなどは不要で、生活者が広く利用するPCやタブレット、スマートフォンなどのWebブラウザで利用できる上、専用のデバイスやアプリケーションも不要なため、場所を気にせずVRデータを活用した住宅プレゼンテーションが実施できる。

また、施主は住宅事業者の担当が同席しなくても、好きな時間に自由にウォークスルーなどを行いながらプランを確認できるようになる。なお、メタバース版はサブスクリプションモデル(定期払い)で提供する。