NTTドコモは4月19日、docomo MEC大阪拠点と、アマゾン ウェブ サービス(AWS)のフル・マネージド・ソリューションである「AWS Outpostsラック」を連携させるキャリア5G(第5世代移動通信システム)を使用した実証実験に成功したと発表した。

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今回の実験は、AWS Outpostsラックをドコモ拠点内のdocomo MEC(Multi-access Edge Computing)と同一ロケーションに設置し、docomo MECとローカル・ネットワーク接続することで、AWSリージョンで動作するアプリケーションを仕様変更せずに、よりセキュアで遅延の少ないMECサービスとして動作することを実証したという。

また、一例として高精細なVR(仮想現実)のリモート・レンダリング処理を検証し、docomo MECとAWS Outpostsラックを連携しなかった場合よりも、遅延時間の短いリモート・レンダリングを体験できることを確認した。

今回の実験のようなキャリア5Gを使用したMEC基盤とAWS Outpostsラックの連携は、同社によると日本初の事例とのことだ。